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前回作『愛妻』でイタい目にあったのに懲りずに手を出してしまいましたのPrima第3弾がこのソフト。失敗は成功の母とは良く言いますが、エロゲーの購入に関してはその格言は当てはまらないようで。遊ぶ方も作る方も。 システムはお馴染みマシス系列のMEGU.SYS。動作が軽く、これと言った不具合も聞かないイカス奴なんですが、中身は数年来から全く変わってないような。そろそろNoWaitのテキストスピード、未既読判別の上でのメッセージスキップと読み戻し機能位は実装してくださいな。それだけでもかなり違った評価になると思います。それと、どこでもセーブがないというのは大きく減点させていただきます。 《住んでる寮が改築するために、しばらく実家から通学することになった僕。仕事であちこち飛び回ってる親父や兄に変わって、隣の未亡人が食事の面倒を見てくれることになった。ある日、僕の家に一通の手紙が届けられた。それは以前に応募した懸賞の商品で、中身はソープランドのチケット。隣の娘にからかわれた事もあり、その店へ向かった僕を出迎えたのは学校で数学を教える、憧れの代理教師だった》 というのが話のあらましです。こう改めて書くとなんてまとまりのない話なんだろう。や、確かにオレの文章の書き方も悪いんですが、実際もこんなもんです。イベント同士の絡みとかなにもなし。起きるイベントのほとんどがエロ絡みなのは喜ばしいんですが、こちらがキャラ設定を把握する前にチンコをパックリくわえられてしまいます。駆け足というか端折りまくりというか、そんな印象が。エロ一直線てのはいいんですが、遊んでる側に少々の余裕を、言い方を変えると“おあずけ”をくらわせて欲しかったです。遊んでる側はストーリー上のイベントをこなすことによって「うおー、このキャラで抜きてー! 」という欲求が生まれ、エロシーンが出ることによって、上がりっぱなしの股間の遮断機をガッシュガッシュと磨くことになり、心身共にスッキリさせるのです。なのに、なんの前触れもなくいきなしチンコパックンじゃ、助走なしで12段跳び箱をクリアしろと言われてるようなもんです。 確かにエロスの匂いすらしない、ヘタレライターのオナニーシナリオを延々と読まされるよりかは随分マシなんですが、それもまたやり過ぎてしまうと女優モノのAVの総集編みたいになっちまいます。抜きゲーのストーリーなんて“あってなきが如し”で十分なんですが、“なし”というのはいくらなんでも困ります。 ・主人公と娘がイチャイチャするのを見て、おとなげないと感じながらも嫉妬してしまう奥さん。 思いつくままに羅列してみましたが、こういったイベントがちょこっと差し込まれてるだけでもキャラとしての魅力が引き立つんじゃないかと。例が奥さんだけなのはオレの趣味。許して。 また、上の話とちょい被りますが、今回も娘さんたちの尻軽さは絶好調。『disgrace』って『辱め』って意味だと思うんだけど、全然そうは見えない。主人公だけでなく、親父や兄貴にもほいほいとご開帳。はてはソープで働きはじめる展開もあります。豊臣秀吉は織田信長の小姓時代、雪の寒い日に主君の草鞋を懐で暖めていたことを起点に取り立てられていったという逸話がありますが、エロゲーではそういう大袈裟な気遣い・思い遣りは全くとはいわないけど、とりあえず不要。股を開くのに抵抗があったり、せっかく開かせても緊張のためか、湿り気がない、そういった難攻不落っぽい城(娘)を落とすまでのテキストを読むのもエロシーンの楽しみのひとつなのです。内堀まで既に埋まった城なんか落としても恩賞なんてたかが知れてます。「殿! お忙しい殿に変わって、拙者がこの秘壷を濡らしておいたでござる」なんてことをしたり顔でのたまう藤吉郎、オレが信長だったら有無を言わさず袈裟斬りですよ。 ただ、セックス真っ最中シーンの描写自体は丹念でほどほどにしつこさがあって、なかなか良かったりして。フィニッシュが主人公も兄貴も親父もソープの客も中出し大好きっ子で、9割以上がそればっかりなのは正直萎えましたが、シーンのシチュエーション自体は多め。いや、シチュエーションと言っても、それを活かすことがあまりできてないので、バリエーションが多いってとこでしょうか。4人いる娘さん全員に乱交シーンが用意されてるので、そこらへんの嗜好がある人は大喜びしましょう。バンザーイ。回想シーンは全部で40あるんですが、実にそのうちの10個がご乱交。女2vs男1、女2vs男2、女1vs男2と各種取り揃えております。欲を言えば男1vs女4のハーレムルートが欲しかったけどな。 言い忘れてたけど、ソープランドでの本番行為は売春・買春の違法行為になりますよ。野暮な文句ってのはわかってるんですが、一応。 で、今作で一番に目を惹くCGですが、これはもう文句なし。原画さんはコンシューマで仕事したことのある人のようですが、そういう人の場合、「エロゲーなんて」と手抜きしまくりで、原画段階でヒドいことになることが多々あるんですが、今作に限ってはそれはなし。「疑ってスンマセンした」と土下座しながら謝罪文に血判を押印したいくらいです。どのキャラも体つきからしてエロいし、表情もよく描けてて、エロ絵にしてもその体位が最もエロく見える構図で描いてくれてます。残念なのは下着をほいほいと脱がせちゃうところか。ストッキングはできるだけ残しといてー。ガーターならなおさらー。 塗りの方も原画と相性のいいアニメ塗りを基調に、体の一部(乳首とか)を別の塗りにしたりでこだわるこだわる。これまでのマシス系列の塗りって肌の色が不健康なものが多かったけど、今回は健康的な肌色なのも良かった。 絵に関しては原画さんは最高の仕事を、塗り担当もお務め御苦労さまですってことで大満足でした。購入動機の半分が絵なんだから、そりゃ満足するだろ。 逆に音関連は今一歩。BGMがゲームの雰囲気と全く噛み合ってないです。エロシーンでのベルサイユ宮殿にいるようなBGMはなに? 日常シーンにしても、原画に合わせてポップ調にすれば良かったのに。鬼畜ゲームってわけではないんだから、明るめの曲でもなんら問題はなかったんじゃないでしょか。 それと音声。若い衆のはそこそこだけど、奥さんの声が若すぎ。若い人がムリしてお姉さん系の声出してるような印象で、あともう少しでコントに聞こえそうなくらいです。明らかにミスキャストだと思うがどうか。 長所も短所も色々と挙げ列ねて参りましたが、オカズウェアとしては合格点に達してると思います。“究極の”や“至高の”という一文がつくまでにはまだまだといった感がありますが。シナリオと音楽担当は次回こそは奮起していただくよう。それと原画さんはこれに懲りず、むしろ味をしめて、またエロゲーの仕事をしてください。同人だけじゃ勿体ない。もちろん奥さんがいるヤツでひとつ。 10/15/2001 |